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​有機農業のきっかけ

 私は大学在学中に農業を志し、本格的に農業を学ぶために千葉県立農業大学校に入学しました。当時はまったく有機農業に興味はありませんでしたが、授業の一環でお世話になった千葉県佐倉市の林農園で有機農業に出会い、そこでの研修生活がとても楽しく充実していたため自分でも有機農業を目指すことを決めました。たくさんの種類の野菜を少しずつ栽培する『少量多品目栽培』と農薬・化成肥料を使用しない『有機栽培』という栽培方法は常に季節や環境と寄り添った毎日で、1日たりとも同じような日がありません、そのため毎日がとても楽しくて刺激的です。自分で興味を持ち、進んできた農業という道です。自分のやりたいこと、楽しいことを選んで進歩していきたいと考えています。

 有機農業は手間や苦労が多く、農薬に頼りたくなる時もあります。しかし害虫や雑草対策を考える日々、どんどんと向上していく野菜の出来、年々進歩が感じられる畑の様子ががとても嬉しくて楽しいのです。

 

 

 

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殺虫剤・殺菌剤は使用していないので害虫や益虫以外にもたくさんの生き物が生活しています。畑の生物環境を整え、防虫ネットや輪作などで害虫に対応しています。

​除草剤は使用しません。生えてくる雑草は手作業や管理機を使って対処しています。作物に影響が出ない程度ならば大目に見ています。

化成肥料は使用せず、堆肥・緑肥・ぼかし肥料を使い土を豊かにすることを目標としています。

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​堆肥は雑草やもみ殻といった植物が主体の堆肥。ぼかし肥料も米ぬかが主体の肥料です。堆肥、ぼかし肥料、落ち葉培土は自分で作っています。

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固定種・在来種も多く栽培していて、伝統の味・昔ながらの味を大切にしていきたいと考えています。自家採取も行っています。

​自己紹介

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​清水 隆大 (しみず たかひろ)

1991年5月21日生まれ

2014年3月 東京農業大学生物産業学部卒業

   4月 千葉県立農業大学校農業研修科入学

   7月 佐倉市の有機農家「林農園」で研修開始

 

2015年3月 千葉県立農業大学校卒業

2016年3月 「林農園」での研修を修了

   4月 千葉県酒々井町で農業を開始

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